害はない?汚部屋に沸きやすい虫の発生原因と予防対策

汚部屋に虫が湧いて困っている

虫が発生する原因や予防策を知りたい

と思っている方も多いでしょう。

汚部屋やゴミ屋敷にはどうしても虫が発生しやすいものです。

そうなると、気になるのが虫の発生原因や有害性でしょう。健康に影響があるのかどうか、気になる方もいると思います。

今回の記事では

  • 汚部屋に湧きやすい虫
  • 害虫駆除サービスについて
  • おすすめの虫除けグッズ

について詳しく解説していきます。部屋に湧く虫で困っている方はぜひ参考にしてくださいね。

汚部屋に沸きやすい虫

汚部屋に湧きやすい虫は、主に以下の6種類です。

  1. ダニ
  2. ゴキブリ
  3. ハエ
  4. コクゾウムシ
  5. チャタテムシ
  6. ヒメカツオブムシ

各虫の特徴や発生原因、解決策を確認していきましょう。

ダニ

ダニは、布団の中や衣類の中に発生します。

見た目はとても小さく、目に見えない大きさのものも多いです。

ダニは人間から出るフケや髪の毛、埃などなんでもたべます。ゴミ屋敷では布団が敷きっぱなしになっていることが多いため、布団は格好の繁殖場所になるようです。

ダニに刺されると、痛かったり痒かったりします。病気を移すダニもおり、シックハウス症候群などアレルギーの原因にもなります。

対策

ダニを退治するにはまずは部屋の掃除をしましょう。

餌になるふけや埃を除去する必要があります。

また、ダニが発生しやすい布団は、定期的に天日干しを行ってください。ダニは熱で死にます。布団乾燥機を導入するのも効果的です。

ゴキブリ

ゴキブリはあらゆる場所に発生します。特に暗くて狭く、暖かい場所は絶好の住処です。

外見はご存知の方も多いと思いますが、茶色から黒色の身体で、大きさは指先ほどの小さいものから手のひら程度の大きなものもいます。

また、ゴミ屋敷には脱皮したての白いゴキブリもいるようです。

ゴキブリは生命力が強いのでどのような環境でも生きていくことができ、雑食なのでなんでも餌にします。食べ残しが多く散らかっていると、ゴキブリにとっては格好の環境でしょう。

ゴキブリは病原体を媒介します。なので、大量に繁殖すると病気に感染しやすくなります。

対策

対策としては、食べ物のゴミを置きっぱなしにしない、食べかすを綺麗にするために定期的に掃除機をかける、といったものが有効です。

また、ゴキブリは生命力が強いので普通の殺虫剤では死なないこともあります。

なので、ゴキブリを駆除したい時はゴキブリ専用の殺虫剤を使うようにしてください

ハエ

ハエは、キッチンなど、食べ残しや水がある場所に発生しやすい虫です。幼虫は小さな白い芋虫で、成虫は空を飛ぶ黒い虫です。

食べ物が腐った臭いを好むため、ゴミ屋敷の腐敗したものに引き寄せられて繁殖しやすいです。

卵を生みつける場所にはある程度の水分が必要なので、湿気が多い場所も狙われやすいでしょう。

ハエの幼虫は食べ物を分解する際に悪臭を放ちます。さらに病原菌を運んでくるため、身体的にも悪い影響があります。

対策

対策として、まずは腐っている食べ物のゴミを全て処分しましょう。

飛んでいるハエはハエ専用の殺虫剤で殺し、幼虫も見つけるたびに殺すようにしてください。

卵は、排水溝の奥や湯船の見えないところに産み付けられるため発見が難しく、ハエの駆除には時間がかかることが多いです。地道に駆除していくようにしましょう。

コクゾウムシ

コクゾウムシは米びつなどに発生する虫です。

お米や穀物を餌にするので部屋に食べかすが多いと、発生しやすくなるでしょう。

特別な害はないですが、米びつに発生するとその中にあるお米がまるまる食べられなくなります。

対策

最近では、米びつ用の防虫剤が発売されています。米びつの中に入れておくと安心でしょう。

部屋の中に米や穀物が出しっぱなしの場合は、片付けるようにしてください

チャタテムシ

チャタテムシは、米の中やふすま、押入れ、畳など様々な場所に発生します。見た目は、茶色で1mm程度の大きさです。

チャタテムシは、湿気が多く埃が多い場所に繁殖しやすいです。カビを食料としているので、ジメジメしている場所を特に好みます。

チャタテムシ自体に大きな害はありませんが、チャタテムシがいるということはカビが発生しているということなので、カビによる健康被害が出るかもしれません。

対策

チャタテムシはカビを食べるので、まずはカビの対策を行う必要があります。

カビが生えていたら除去をして消毒しましょう。

カビが生えないような環境づくりも大切です。部屋の風通しをよくする、除湿機を設置する、水回りは定期的に清掃するなどの対策を取ってください。

ヒメカツオブシムシ

ヒメカツオブシムシは、クローゼットやタンスなど服が溜まっている場所に発生します。大きさは4〜5mmほどの小さな虫です。

名前の通り鰹節を主食にしている虫ですが、衣類などの繊維も好みます。服を食べるので、服を溜め込んでいるようなゴミ屋敷に発生しやすいようです。

ヒメカツオブシムシは健康的には害はありませんが、服を食べるため洋服に穴を開けられたりします。

対策

ヒメカツオブシムシを発生させないようにするには、服を片付ける必要があります。

床に服が散乱しているのなら、なるべく片付けるようにしてください

クローゼット用の防虫剤を使うのも有効でしょう。服が多い方は服用の防虫剤を多めに使用してみてください。

害が大きいようであれば害虫獣駆除サービスも

あまりにも虫による被害が多い場合は、プロの手を借りるという選択肢もあります。

害虫獣駆除サービスは、害虫や害獣の駆除に特化したサービスです。プロが対応してくれるので、自力で駆除をするよりも再発生の可能性を減らすことができます。

虫が発生した場所の清掃や消毒も行なってくれるので、自力での駆除には限界があると感じた場合はぜひ利用を検討してみてください。

家に設置する虫除けグッズも効果的

害虫対策として、家に虫除けグッズを設置するのも効果的でしょう。

おすすめの虫除けグッズを以下に紹介します。

スプレータイプ

スプレータイプは、エアゾール式ワンプッシュ式があります。

エアゾール式は射程が狭く噴射の勢いが強いので、飛んでいる虫や今目の前にいる虫に効果的です。殺虫効果もすぐに現れるので、今すぐ虫を殺したい場合に向いています。

ワンプッシュ式は、一度のプッシュで空間全体に防虫効果を発揮します。外から入ってくる虫を防ぎたい時に活躍するでしょう。

置き型タイプ

置き型タイプには、電気タイプビーズタイプがあります。

電気タイプは電気を必要として、あたり一体に防虫効果のある薬剤を散布します。

一方、ビーズ型は電気不要で置くだけで虫を防ぐことが可能です。

壁掛けタイプ

壁掛けタイプは、その名の通り壁にかけて使用する虫除けグッズです。

玄関や窓に吊り下げておくことで、虫が外から家の中に入ってくるのを防いでくれます。